・ハイウェイ・クルーズ

今回は高速道路を巡航するような気楽さ、「流して聞ける気楽な音楽」を目指して作りました。気負った雰囲気が出ないように気をつけました（普段はあれもこれもと音を詰め込んで、ゴテゴテ、ゴツゴツした響になってしまうので・・・）。ドライブのお供にどうぞ。

・シルバーブレット・ガンナーズ

ダークヒーロー物のアニメを想定して作りました。銀の弾で魔物を狩る銃手たち。で、このタイトルです。途中、ブラスセクションを入れたいと思ったのですがなぜかホルンを選んだので壮大な代わりに重い雰囲気になってしまいました。しかもアクセントにティンパにをいれて、ますます重く・・・

・ストラトツアー

この曲、最初は「チケット・トゥ・ストラトスフィア」という長いタイトルで作り始めたのですが、あまりにも長いのでひと言で言い切れる現在のタイトルに落ち着きました。SF的な、「成層圏の旅」を連想できるような軽快な曲を目指して作りました。私の曲としては初めて、ウィンドシンセのメロディにサックスのオブリガードを被せてみました。表現に厚みは出ましたが、ちょっと「くどい」かもしれません（主役が２人居るみたい・・・）。

・空へ！（「学校は川向こう」より）

私の友人のイラストに刺激されて作曲しました（イラストは、後に使用許諾を得てジャケットになりました）。沈下橋で有名な、日本最後の清流が流れる某市の豊かな自然を舞台に高校生たちが繰り広げる、何気なくて、かけがえの無い日常。このイラストを見たとき「もしこの世界観でドラマが制作されたら、こんな曲をつけたいな・・・」というのが作曲動機。編成は、木管五重奏＋弦楽合奏＋味付けに打楽器＋メロディは オーボエとソプラノサックスのデュオという比較的小編成の室内楽です。ペット、ボーン、チューバは有りません（曲の途中でトランペットっぽくパリパリ鳴っているのはｆｆｆで吹いたホルンです）。

・川の流れは絶えずして（「学校は川向こう」より）

「空へ！」と違ってゆっくりとした曲調です。これは、日本最後の清流といわれる某川がゆったりと流れていく様をイメージしているからです（ジャケットにも描かれていますね）。豊かな自然の中でゆっくりと時間が流れていくような生活、憧れますね。 １曲目に続いてソプラノサックスとオーボエのドッペルコンチェルト風味です。

・手を伸ばせば雲だって掴める（「学校は川向こう」より）

タイトルは「その気になれば何だってできる」という、子供時代に感じた根拠の無い万能感や何者にでもなれるという明るい希望のような感覚をイメージしています。 主人公達が街を闊歩するシーンをイメージしています。

・深き淵より（「学校は川向こう」より）

日本最後の清流と言われる某川の神秘的な一面を切り取った音楽にしたかったのですが、妙に深刻で暗い音楽になってしまいました・・・ソプラノサックスがメロディを吹いていますが、間奏はオーボエの独壇場です。

・霧が晴れたら（「学校は川向こう」より）

手付かずの自然が残る谷間にかかる霧。谷底には大河がゆったりとたゆたい、人々もその自然に溶け込んで暮らしています。その霧が晴れたらどんな景色が現れるのか・・・想像しながら聴いて下さい。

・ボーナストラック１「空へ！」（ソロ版）

「空へ！」をのメロディをアルトサックス１本で演奏したヴァージョンです。

・ボーナストラック２「手を伸ばせば雲だって掴める」（ソロ版）

「手を伸ばせば雲だって掴める」のメロディをアルトサックス１本で演奏したヴァージョンです。

・ボーナストラック３「瞳のなかで」（ポリカサックス版）

通常、サクソフォンは金属製ですが、なんと樹脂で作られたサクソフォンがあり、たまたま入手しましたので４枚目のアルバム「海の彼方、あの空の下」に収録した「瞳のなかで」を吹いてみました。マウスピースとリードはジャズのセッティングです。

・ボーナストラック４「瞳のなかで」（A.Sax版）

比較のために、私が普段使っているアルトサックスでも同じ曲を吹いてみました。こちらは完全にクラシックのセッティングです。